AKB48まとめんばー

AKB48,SKE48,NMB48,HKT48など48グループの話題をまとめるブログです!

    129944


    1 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 01:49:35.39 ID:U1zZNz0EO
    「ばぁーちゃん、行ってくるな」
    「優子、あまり無理しちゃダメだぞ」
    「わーってるて!今日から新しい学校だからよ!てっぺん取るさ」
    「なにを言ってんの?!」
    「ははっは、冗談だよ・・ばぁーちゃんには心配かけないよ」

    「じゃあ、行ってくる!」

    落書きだらけの塀の向こうには県内の不良が集まる高校があった・・
    馬路須加女学園
    そこにこの大島優子は転入する事になった・・
    「おっーし!なんかすげぇ学校だなぁ、つえー奴いるかなぁ!」



    3 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 01:52:58.93 ID:47K5M59F0
    続けたまえ


    4 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 01:58:26.19 ID:U1zZNz0EO
    優子が校舎を歩いていると、1人の婦人が声をかけてきた
    「ユーがトゥデーからマイスクールにくる大島優子ね」
    「ああ!誰だ?お前」
    「そうね、ミーは校長」
    「校長ったらこの学校の事教えろよ!誰が一番つえんだ?」
    「そうね、ちょうどあなたの学年二年はなかなか頼もしい生徒達がいるわ」
    「その子たちにますば勝ってからかしらね。 ラッパッパの事は・・・」
    「ラッパッパ?」
    「いえ、何でもないわ、ではYuko Oshima!good luck!」



    5 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:01:33.72 ID:GSv+04qh0
    ほうほうそうきたか続けよう


    スポンサードリンク
    6 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:07:02.49 ID:U1zZNz0EO
    優子が担任と2-A教室に入ると、すでに生徒同時で喧嘩をし、
    中には鍋をしてる者もいた
    「皆さん今日から転校してきた大島優子さんです、仲良くしてあげてください」
    「大島優子だ!よろしくな!」
    誰も聞いてはいなかった・・
    ただ1人優子を見つめる生徒がいた
    茶髪にネイル背は小さいが明らかに目つきが違っていた
    その生徒が言った
    「おい!ダンス!」



    7 :サド ◆AKB48.oSZE :2012/06/20(水) 02:09:44.31 ID:ts6gYVGt0
    >>6
    ダンスはシブヤの二個下なんですけど、、、、


    9 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:15:26.40 ID:U1zZNz0EO
    >>7
    マジか(>_<)ミスった 確かにそうだわ
    修正したい・・・



    11 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:17:49.77 ID:CSImjYGM0
    飛び級して留年したってことにすればいいじゃない


    8 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:14:06.50 ID:U1zZNz0EO
    「はい!シブヤさん!」
    音楽にノって現れたこの生徒は明らかにシブヤの部下だった
    一年だろう
    「おいダンス、うちのクラスに新入りがきたからよ、ここの“ルール“ってもん教えてこい」
    「わかりました!私1人でですか?」
    その瞬間、ダンスの顔にシブヤの強烈な裏拳が入った
    鼻血を出すダンス・・・
    「お前は1人じゃ不安だ、兵隊貸してやるから何人か連れてけ」

    「りょうかいです!」



    15 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:28:41.43 ID:U1zZNz0EO
    「さてちょっと新しい学校では見てくっかな!」
    席を立ち教室を出ると、そこには さっきのダンスと呼ばれていた少女がいた
    そしてその後ろには十人はいるだろうか
    ギャルがガンをつけてこっちを見ている
    「なんだ?おまぇら、散歩したいんだからどけよ」
    「シブヤさんの命でね、新入りの教育今からしなくちゃいけないの」
    「新入り?あああたしの事か、いいぞ!おまえら強いんだろうなぁ!」
    A「ダンスさん・・あの人やけに自信ありそうですけど大丈夫ですかね」
    「シブヤさんの命令だもん・・・」
    「大島優子!便所来い!」



    21 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:44:01.22 ID:U1zZNz0EO
    優子は囲まれて便所へ歩きながらもワクワクしていた
    校長が言っていた「まずは二年」
    それは恐らくあの茶髪のミニスカの生徒だろうと感じていた
    と、その
    「な、なに余裕こいてるんだよ、」
    「え?おまえら制服着てないからこの学校の奴じゃないだろ?」
    「よ、よくわかったじゃん、私達はシブヤが率いるギャルサーさ」 「シブヤさんはそのリーダー」
    「新入りのたった1人あんたじゃか、勝ってこないんだよ!」
    「やってみなきゃわかんねぇじゃねぇかそんなの・・・
    マジでかかってこいよぉ?ギャルサーさん!」



    24 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 02:57:31.46 ID:U1zZNz0EO
    ダンス「いくしかないかなぁ・・ええぃおまえらやれーこのやろおー」

    と言いながらダンスは後ろに隠れて事態の様子を見ていた

    ダンスが目にした光景は・・・ “笑っていた”大島優子は笑っていた
    10人ほどが優子に向かう中、優子は笑いながら殴り倒していた
    一発、 一発である 殆どの生徒が優子の拳、蹴り、まさに瞬殺だった
    「あれ~もう終わりかよ~なんだつまんないな、ん?」
    隠れていたダンスが優子に見つかった
    「おまえさーあのシブヤって奴の舎弟なんだろ?呼び出してくれよ、タイマンしたいんだ!」
    「え、え~それはちょっと無理ですよ~」
    バシッ
    優子の裏拳がダンスの鼻に当たった
    「わ、わかりましたよ~伝えておきますから~知らないですよー!バーカ!」

    ダンスは鼻血を押さえながら去っていた



    29 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 03:09:21.22 ID:U1zZNz0EO
    「し、シブヤさああん!」
    「なんだよダンス」
    シブヤは足のネイルを付けながらダンスの話を聞いた
    「そ、それがみんなやられました・・・」
    シブヤの手が止まった
    「ああ?!兵隊揃えて負けて帰ってきたのかダンス!」
    「いい!お前は立ってろ!」
    「それとですね・・・伝言が・・・」
    「ああ?」
    「いえ、大島優子から伝言がありまして、屋上で待ってるからタイマンしようぜ!・・と」
    その瞬間ダンスの鼻にシブヤの裏拳が入った 鼻血は出なかったようだ・・・
    「ちっ二年抗争の忙しい時に・・まぁいいどこだ?」
    「だから屋上です・・・」
    「知ってるよ!」
    シブヤの裏拳がダンスの鼻に入った・・
    今度は鼻血が出たようだ

    「にゃは~ん・・・」



    33 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 03:31:37.43 ID:U1zZNz0EO
    ---屋上---
    「ちっこんなとこ呼び出しやがって」
    「おー!来てくれたか!サンキューな!お前最初見た時強そうだなって思ってさ!」
    「あたしはそんな暇じゃねぇんだよ・・・兵隊増やさなきゃならねぇんだよ!」
    「なんでそんな焦ってんだ?喧嘩なんで2人いればできるだろ、」
    ジブヤはなぜか覚悟を決めたように、グローブを付けた
    「おっボクシングか?楽しみだな~!」
    ジブヤ「負けるわけにはいかねぇんだよ!おまえみたいなヘラヘラしてる奴には
    何もわからないだよ!」
    ジブヤの繰り出したパンチが優子の頬に当たった
    「はっはー!いてぇぇ、やるなぁアハ」
    「何笑ってやがる!」
    ジブヤの左フックが優子に当たる
    「アハハッボクシングかー」
    「じゃあわたしは喧嘩をしようかな」
    「あ?同じだろうが!」
    ジブヤが右から繰り出そうとした時
    優子はジブヤの足を踏み一瞬ジブヤの動きを止めた
    その時優子の強烈なパンチがジブヤの腹部を命中した



    35 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 03:41:38.03 ID:U1zZNz0EO
    優子の強烈なパンチでジブヤは動けずにいた
    その隙を優子は見逃さず、シブヤにタックルしマウントポジションを取った
    優子「おい!今降参するならこれでタイマンは終わりにしようぜ」
    「ふざけるな・・まだ終わっちゃいねぇ」
    優子「そうかーじゃあ手加減しないからな!」
    「きやがれ・・・」
    勝ちの見えた勝負だったがそれでも優子はシブヤを殴った 何発か殴った頃、シブヤは口にした
    「おまえ・・・手加減してるだろ」
    「あっあーバレちゃったか・・・なんかお前の言葉がひっかかってさ!なんで兵隊っ集めてるんだ?」



    36 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 03:55:27.69 ID:U1zZNz0EO
    板野「なんも知らねーできたんだな・・」
    「今の二年は最大派閥の篠田軍団、あたしのシブヤ軍団、
    孤立してるが喧嘩が強い柏木、篠田と親友のトリゴヤ、
    殆ど学校には来ないが熱狂的支持者もいる松井玲奈
    これが今の2年だ・・・
    そしてその上にはラッパッパ-- この学校最強の人らが集まっている
    あたしらはその階段上るために今、戦ってるんだよ」
    優子「そうだったのかー!すげぇ詳しくありがとな!シブヤ!」
    「うるせぇ手加減されるようじゃあたしはお前に負けちまったからな・・・
    それにあたしをシブヤと呼べるのは仲間だけだ、気安く呼ぶな」

    優子「わかった!じゃあまた会おうぜシブヤ!」

    シブヤ「なんだあいつは・・・」



    45 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 07:24:30.60 ID:U1zZNz0EO
    カツン・・ カツン・・・
    廊下の奥から1人の生徒が歩いてくる
    まっ白のファーを背負い、手にはけん玉、高いヒール
    二年の廊下を歩く彼女は後ろに何人もの生徒を引き連れ歩いていた
    昭和「篠田さん、シブヤの奴例の転校生にやられたらしいですね」
    「ああ・・転校生にやられるとはな、おまえら教室戻ってろ」

    舎弟達を帰し、篠田が向かった先は
    大島、シブヤがいる2-A組だった

    「おい、シブヤいるか?」
    生徒達がざわつき目線が窓の方に向いた
    顔にはまだ傷があったが、静かに校庭を見つめるシブヤだった
    「なんだ、篠田かよ・・何の用だ?」
    校庭を見つめたままだった
    「ちょっと話し聴かせてくれよ、例の転校生の事についてな」
    校庭を見つめていたシブヤは、篠田の方に目を向けそっと席を立った
    「こっちだ」
    教室を後にしたシブヤは篠田と一緒に
    非常階段へ向かった



    46 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 08:10:21.09 ID:U1zZNz0EO
    「シブヤ、まさかあんたが負けるとはね・・・残念だよ、
    二年で最後に残るのはあたしかあんたかと思っていたからね」
    シブヤ「・・・・」
    「強かったか?」
    シブヤ「ああ・・笑ってたよ」
    「笑ってた?」
    シブヤ「わたしのパンチを受けても笑ってた、楽しそうに喧嘩してたよ
    篠田、あいつは・・あんたと同じタイプかもな」
    「おまえがそこまで言うとはな・・・あいつなら今のラッパッパ倒せると思うか?」

    シブヤ「それは無理だろ、あいつはまだ1人だ、1人じゃ階段上る事すらできねーよ」

    「もし、あいつが上ろうとしたら、おまえは大島優子を助けるんだろ?」

    シブヤ「・・・助けねーよ、喧嘩には負けたが別にあたしはあいつの舎弟でもねぇ」

    そう言ったシブヤの頭には昨日の優子の言葉がよぎった
    “シブヤ!”そう優子に呼ばれた時、傷だらけになりながらも
    ふと笑ってしまった自分の姿を



    54 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 18:57:26.33 ID:U1zZNz0EO
    シブヤが転校生にやられたという話は学校中に広まった・・ そう ラッパッパの耳にも、
    「二年のシブヤが転校生にやられたらしいな、どうする浦野?」
    「階段上ってきたら潰すまでさ、それに二年には篠田がいる
    あいつはつえーぞ
    うちら四天王にかかってくる奴がいるとしたら篠田だろう」
    「やけに篠田の肩を持つんだな、大堀」
    「ああ?」
    “やめろ!”
    ラッパッパの部室の奥の部屋から大きな声がした瞬間
    四天王達は立ち上がった
    “野呂さん!”
    その野呂と呼ばれた女は部室にある金色の椅子に静かに座った・・
    「誰であろーと階段上ってくる奴は潰す
    あの階段は“簡単”なんかじゃねぇー
    そうだよな?おまえら」
    「はい!」
    そう四天王達は声をあげた
    そう現ラッパッパ部長 野呂の声は静かに・・そして重かった



    58 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 20:29:12.90 ID:0bdYF83K0
    これからノンティー無双!


    59 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 20:54:21.59 ID:U1zZNz0EO
    その話題の当の本人大島優子はというと・・・教室で寝ていた・・
    「シブヤさん・・この人なんなんですかね」
    「知るかよっ」
    シブヤは相変わらず窓の外を見ながら言った
    窓に映ったシブヤの顔には少し笑みが浮かんでいた

    と、 その時
    「おい、大島優子って奴いるか?」
    教室に入ってきた生徒はがそう言った瞬間・・ 生徒達は凍りついた
    そして寝ている優子の変わりにシブヤが立ち上がった
    「ラッパッパ四天王の戸島さんじゃないですか?ここは二年の教室だ、何の用ですか?」
    「シブヤか・・転校生にやられた雑魚は黙ってろ」
    「ああ?二年の教室で喧嘩売られちゃ黙ってられないっすよ、
    雑魚かどうか試してやろうか?」
    シブヤが手にグローブを付けようとした時、四天王戸島が腕を挙げた・・・
    戸島の後ろにいた何十人もの生徒が姿を現した
    「てめぇ・・・それでもラッパッパか」
    「シブヤぁ、喧嘩は数だよなぁ
    そこで寝てる大島優子に伝えとけ、屋上に来いとな」
    そう言い残し、四天王の1人戸島は去っていった
    シブヤは寝ている大島優子の方を見て、
    「こいつには言うな、お前ら黙ってろ、あたしが行く」



    61 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 21:08:04.57 ID:U1zZNz0EO
    シブヤは考えていた、なぜあいつは笑いながら自分と喧嘩をしたのか
    そしてなぜ自分を“シブヤ”と呼んだのか・・・
    そう考えながら、屋上の重く・・冷たいドアをゆっくりと開けた
    「シブヤ・・わたしは大島優子を連れて来いと伝えたはずだけど?」
    屋上にいる何十人もの敵・・
    シブヤは“あいつ”と出逢う前の自分を見ている様だった
    グローブをはめながらゆっくりと、シブヤは戸島だけを見つめた
    「戸島さんよぉ!喧嘩はなぁ・・・
    タイマンでするもんなんだよ!」
    シブヤは戸島の方へと真っ直ぐ、殴りかかりに行った
    「バカがっ」
    戸島の声と共に周りにいた戸島の仲間が一斉にシブヤに向かっていった・・・



    62 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 21:32:01.87 ID:U1zZNz0EO
    次の日、教室にシブヤの姿はなかった
    「いやー遅刻しちまったよ~、ん?シブヤの奴サボリかよ~しょうがねぇ奴だなぁ」
    大島優子がそう言って自分の椅子に座ろうとすると
    教室の1人が静かに囁いた
    “何も知らねーくせに・・・”
    “バカっやめろ”
    教室のどこかから聞こえた声を、大島優子は聞き逃さなかった
    「おい!何も知らねーってなんだ?教えろよ」
    「シブヤさんに言うなって言われてるんだよ!」
    何かを察した優子は声を上げて叫んだ
    「いいから教えろって言ってんだろうが!」
    いつも笑っていた優子の、見た事もない険しい顔に驚き、生徒は昨日あった事を
    優子に話した・・・
    その話しを聞いた優子の顔は生徒達が今まで見た事のないほど、怒りに満ちた顔だった
    「ラッパッパだぁ?ぶっ飛ばしてやる!シブヤ・・・敵取ってやるからな」
    教室を出て行こうとした時
    優子の後ろで声がした

    「あんた1人じゃ無理だよ」
    その教室にいないはずの存在に、
    生徒達はおろか優子さえ、背後に“誰か”が来た事を気付けなかった
    誰かがこう言った・・・
    “ブラック!”



    65 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 21:56:36.48 ID:U1zZNz0EO
    その“ブラック”と呼ばれた生徒は話しを続けた
    「貴様、戸島のとこに行くつもりだろ?
    シブヤを倒した奴が今度はシブヤの敵討ちか・・どういう真意だ?」
    優子「真意?なんだそりゃ?ダチの敵討ちに行くだけだ!
    シブヤとは“マジ”で喧嘩したダチなんだよ!」

    分厚い本を閉じ、ブラックは首にある十字架を握りしめた・・
    「いいか、大島、戸島は常に何人も舎弟を引き連れてる・・・
    喧嘩も強い、隙のないラッパッパ四天王だ
    あたしが雑魚の相手してやる・・お前は戸島とタイマンで勝て」
    優子「あ?何言ってんだ・・これはあたしの喧嘩なんだよ」
    「もうお前1人の喧嘩じゃなくなってきたんだよ・・
    けど、貴様もあたしも暗闇に生き、自分の拳だけを信じて生きてきた
    それが今、何かのために初めて自分の拳を使いたいと思った」
    優子「よくわかんねーけど難しい奴だな、おまえ」
    優子がそう言って笑うとブラックが静かに言った
    「タイマンだ・・大島優子・・・・」



    67 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 22:22:40.14 ID:U1zZNz0EO
    いきなり始まった喧嘩に、教室の生徒達は驚きを隠せなかった・・・
    が“2人”の喧嘩に生徒達は瞬きをする事すら惜しく感じた

    ブラックの素早い動きに優子が苦戦していたからだ
    「あははっおまえ動きがはえーなぁ!」
    「シブヤを助ける前にあたしにやられるぞ貴様・・・」
    そう言いながら優子の背後に回った時
    「いや~それはねぇよ!おまえ確かにすげぇけどパンチが軽い」
    「何?!」
    そう言った瞬間、優子の拳がブラックの腹部を捉えた
    「動きがワンパターンなんだよ」
    ブラックはその優子の拳で地面に手をついてしまった
    「くっ・・一発でやられるとはな・・、
    あたしは柏木、ブラックと呼ばれてる・・
    戸島のとこにあたしも連れていけ」

    「柏木か!よろしくなブラック、大丈夫かおまえ痛かったろ?本気で殴ったからな、あはっ」
    「ふんっ雑魚相手ならこれで充分だ、貴様こそ負けるなよ」

    「あったりめーだろ?よし行こうぜ!」

    優子とブラックはたった2人で
    3年の教室に続く階段へと、上っていった



    70 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 22:43:42.06 ID:cdIaiGzh0
    正直3プリズンよりZEROが観たい奴は大勢いる


    72 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 22:53:14.64 ID:tjFhS/aW0
    中々面白いじゃねーかこのヤロー!


    73 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 23:21:55.02 ID:U1zZNz0EO
    「と、戸島さん!」ラッパッパの部室に戸島の舎弟が慌てて入ってきた
    「なんだ、どうした?」
    「そ、それがうちのクラスに2年が乗り込んできました!」
    「ああ?2年?何人だ?」
    「それが・・・2人です、大島と柏木、2人だけです」
    「2人だと?バカヤロー!こっちは倍以上いるだろうが、踏み潰せそんな奴ら!」
    と、戸島が叫んだ時・・・
    「ここにいやがったか」
    3年の戸島の舎弟を引きずりながら、大島優子は戸島の前に現れた
    「大島!なんでここに・・・うちのクラスのヤツらはどうした?!」
    「ああ今頃全員泣いてんじゃねぇの?ブラックの奴張り切ってたからな」
    戸島の顔に焦りが見えた、その時

    「戸島ぁ・・・2年1人に階段上らせるとはね・・・」
    ラッパッパの部室の奥から別の生徒が現れた
    「ふ、副部長!」

    「あんたも大島っていうんだってね、あたしはラッパッパ副部長-大島麻衣-」
    優子「副部長?お前もこいつの仲間だな?」
    「そうね、仲間だね・・・けどそれ以前に私達はラッパッパ、
    戸島ぁ、ラッパッパ四天王の1人として、ケジメをつけな、」
    戸島は意を決したように、大島優子を睨めつけた
    戸島「タイマンだ大島優子、ここに来た事後悔させてやるよ」



    74 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/20(水) 23:58:58.83 ID:U1zZNz0EO
    「おらぁっ!」
    大島優子の速攻の右ストレートが戸島のアゴに入った
    膝をつきそうになった戸島・・・ だったが
    「大島ぁ、ラッパッパを舐めるなよ・・・世代交代はまだはえーんだよ!」
    そう言って立ち上がった戸島の蹴りが優子の頭に入った
    大きな音と共に優子の小さな体は壁にふっとんだ
    「いててて・・・そっかそっか、あんたつえーんじゃねぇか」
    そうして優子は嬉しそうに笑った
    「シブヤの分は返させてもらうぜ」
    戸島が優子にかかってきた瞬間、
    優子は高く飛び上がり戸島の側頭部に強烈な蹴りを入れた
    「ぐわっ」
    今度は戸島は飛ばされ大きな音と共に壁にぶつかった
    「ふぅ・・シブヤに謝っておけよこのやろー」
    そう言い残し優子はラッパッパの部室を後にした

    大島麻衣「あれが・・大島優子・・・」

    「なんだか嬉しそうだな」

    「ノンティー・・・見てたんだね、なんか昔を思い出してね」

    「その呼び方辞めろ・・・今はラッパッパの部長だ・・」



    79 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 00:24:51.48 ID:DYDbuxFI0
    最初はくだらんと思ってたけどだんだん面白くなってきた


    81 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 00:53:58.87 ID:iAgHWkUTO
    -ラッパッパ四天王戸島、大島優子に敗れる-
    そのニュースはマジ女中に広まった
    もちろん篠田の耳にも・・・
    「まさか戸島さんにまで勝つとはな」
    「びっくりだね~篠田軍団もそろそろ動く?手伝うよ?」
    「トリゴヤ、お前はまだ動くな」

    2人が教室で話していると、どこからか笑い声が聞こえてきた・・・

    「キャハハッアハハハハハハ」

    黒く長い髪、首には“ROCK”の文字のネックレス、アシンメトリーのスカート

    篠田「お、お前は・・・ゲキカラ!」
    冷たい目をしたその“ゲキカラ”は爪を噛みながら、首をゆっくりと回した

    「篠田ぁ・・あたしの耳にも入ったよ?あんたが転校生に出し抜かれたってさ?キャハハハハ」

    篠田「てめぇ・・・」
    そう篠田が呟いた瞬間、教室中にいた篠田の仲間が立ち上がり、ゲキカラを睨みつけた

    「キャハハハハ、いいねぇ、仲間?トモダチ?キャハハハハ殺しちゃうよ?」

    篠田「お前ら・・座れ、ゲキカラお前も大島優子に逢ってこい、あたしと喧嘩したけりゃそれからだ」

    「ふぅーん、びびってるんだぁ?キャハハハハ
    いいよ、あんたは後のオタノシミ」
    そう言って教室を去っていた

    「いいんですか?篠田さん!ゲキカラの奴・・・」

    篠田「いいんだよ、あいつは死ぬのが怖くないんだよ・・・
    ずっと孤独だったからな
    だから強い」

    「え?」



    82 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 01:24:11.55 ID:iAgHWkUTO
    ゲキカラは大島優子のいる教室にそのまま向かっていった
    「お お し ま さーん?いるかな?」

    優子「ん?誰だ?」
    そう言ってゲキカラの所へ向かうと
    「優子!そいつに近づくな!」
    シブヤがそう言った瞬間
    ゲキカラは後ろに持っていた机を高く掲げ、思いっきり優子の頭に振り下ろした

    「キャハハハハハ、ねぇ・・・怒ってる?」
    意識が遠退く中、優子の頭にその言葉が響いた・・・
    ゲキカラの冷たい目を見ながら優子は気を失った

    「優子!大丈夫か?」
    優子が目を覚ました時、そこにはゲキカラはもういなくシブヤの姿があった

    優子「いって~」
    「大丈夫か?半日以上寝てたぞお前」
    優子「ああ、大丈夫だ、わりーな心配かけちまって」

    優子「それより、あいつなんだ?初めて見たぞ・・・あんな冷たい目した奴」
    「ああ、あいつはゲキカラだ、松井玲奈・・・殆ど学校には来ないんだが、お前の事耳にしたんだろうな」
    優子「それだけかなー?なんかあいつ“怒ってる?”って言ってたぞ」

    「あいつの口グセなんだよ、入学式の時もメチャクチャだったよあいつは特に」

    優子「ん~なんかあの“冷たい目”が気になるんだよなぁ、
    あっお前ギャルサーのリーダーなんだろ?調べてくれよあいつの事」

    「ちっ変わった奴だな、お前は・・・
    おい!ダンス!」
    「は、はい~、なんでしょう?シブヤさん」
    「ちょっとゲキカラの事調べてくれ」

    「え、・・・ゲ、ゲキカラァですか?わかりました・・」



    83 :サーモン:2012/06/21(木) 01:48:59.16 ID:iAgHWkUTO
    頭の怪我も治り、教室にいた優子とシブヤの所にダンスが来た
    「シブヤさーん、調べてきましたよ!」
    優子「おーわりーな!教えてくれ!」

    ダンス「あっわたしはシブヤさんに・・・」シブヤ「いいから早く教えろ」

    ダンス「それがですね、ゲキカラは施設育ちで子供の頃から“あの口グセ”があったみたいです
    というのも・・・ゲキカラを棄てた親というのが実は酷い・・」

    優子「ああ、わかったよ!サンキューな!」
    ダンス「え、え~~まだ途中~」
    シブヤ「だから“怒ってる?”ってわけか」

    ダンス「あっ1つだけ、ゲキカラの目の上の傷・・・あれ父親から母親を守った時に出来た傷みたいです」

    優子「そっか・・・優しい奴じゃねぇか!けどあんな冷たい目してたら“ダチ”なんかできねぇぞ」

    シブヤ「お前、まさか・・・」

    優子「ああ!あいつとダチになるよ!
    “マジ”でぶつかればあいつも変わるだろ」



    94 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 07:05:37.99 ID:iAgHWkUTO
    優子はゲキカラが学校に来るのを待っていた
    優子を襲って以来、ゲキカラは学校に姿を見せていなかった

    「優子!きたぞ!」
    シブヤがそう優子に伝え、教室の窓から外を見ると、
    爪を噛みながら学校に入ってくるゲキカラの姿があった
    シブヤ「あいつは教室には行かない、
    戦うとしたら2年の階段の所だ、
    2年の所に来る1年を片っ端しから潰すんだ、
    あいつが学校に来るとな」

    優子「階段だな?よし!行くか~!」
    シブヤ「1人で行くのか?」
    「物好きなやつだ本当に」

    優子「ん?ブラックか、いつのまにいたんだよ」

    ブラック「優子が教室の窓の外見てたあたりからだ」

    優子「ははっいたなら喋れよ、じゃあ行くからよ!
    あいつは1人だ・・・これはタイマンだから
    お前らここで待っててくれよ」

    そう言って大島優子は勢い良く教室を飛び出して行った・・・



    95 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 07:43:23.22 ID:iAgHWkUTO
    「お~いたいた、おい!ゲキカラ!」

    「へぇ~もう頭治ったんだぁ~、今からあんたの友達潰しに行こうと思ってたんだ~」

    優子「そんな事させねーぞ」

    「キャハハハハ、ねぇ怒ってる?」

    優子「怒ってなんかねーよ、お前と“マジ”で喧嘩がしたいだけだ」

    「“マジ”?なにそれ?キャハハハハ・・・大島ぁ、今度は目ぇ覚めない様にしてあげる!」
    そう言ってゲキカラが優子の顔面に拳を入れた
    「いって~、お前のパンチ重いなぁ」
    すると優子はすかさずゲキカラに猛攻撃をしかけた
    崩れ落ちるゲキカラ・・・
    「キャハハハハ、あんた強いねぇ、
    けどそんなんじゃ効かないよ?私には」
    そう言ってゲキカラは近くにあった消火器を振り回し、優子の頭を狙った
    優子はそれを間一髪でガードしたが、腕に鈍い音がした・・・

    「あ~あ、イッちゃったかな?素直に頭に喰らってれば良かったのにね!」

    優子「ハハッ、めちゃくちゃな奴だなおまえ」

    左腕が動かなくなった優子をたたみかけるように
    ゲキカラは襲いかかった
    ゲキカラのパンチを避けた優子だが
    今度はゲキカラの蹴りが優子の腹部に直撃した
    “ウッ・・!”
    ゲキカラの蹴りで飛ばされた優子は腹を抑えた

    「キャハハハハ、怒ってるぅ?」

    優子「だから怒ってねーって言ってんだろ、楽しいよ、ゲキカラ!」
    そう言って優子は笑っていた・・・

    ゲキカラ「なんであんたが笑ってんの?・・・タノシイ?・・」

    優子「ああ!おまえとの喧嘩、面白いよ、」
    ゲキカラの顔から不適な笑みが消えた・・・
    ゲキカラ「大島あぁぁ!」



    96 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 07:57:16.36 ID:qyhCZdgR0
    60ふんものなら1日スケジュールみんな開ければ何とか撮影できそう


    104 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 15:21:50.76 ID:eflbDQRv0
    文章は稚拙な点がやや多いが面白い
    ガラケーから書き込んでる根性が凄い


    109 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 19:09:34.06 ID:iAgHWkUTO
    向かってきた“笑みを消したゲキカラ”を、
    優子は強く握り締めた右の拳で殴った
    殴り飛ばされたゲキカラは無言で立ち上がり
    血だらけの顔になりながらも、首を回した・・

    ゲキカラ「・・・・壊れちゃえばいいんだ・・」

    優子「おまえ、すげぇ奴だな」

    “うわぁぁっ!!”
    ゲキカラの大振りの拳を、優子は右手で受け止めた、強く、しっかりと

    「ゲキカラ、お前がこの拳で何度あたしを殴っても
    あたしは壊れないしお前を怒ったりなんかしないぜ?
    ハハッ嫌いにもなんねーよ」

    「・・・大島!あんたとワタシは違う!
    ずっと1人で生きてきたんだ、
    死ぬのなんかコワくない、皆壊れちゃえばいいんだ・・・!、」
    ゲキカラは優子に掴まれた拳を外そうと
    何度も優子を攻め続けた・・・
    優子はゲキカラに殴られ続けても、
    その目はしっかりとゲキカラの目を見続けた



    112 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 19:57:22.42 ID:iAgHWkUTO
    殴っても、殴っても、自分を真っ直ぐ見る優子に気圧され
    ゲキカラはその拳をついに止めた・・・
    優子はゲキカラの“自分を見るその目”を見ながらこう言った

    「なぁ?おまえはなんで“怒ってる?”なんて言うんだ?
    お前は、ずっと誰かに助けてほしかったんじゃねぇのか?」

    ゲキカラの拳を掴んでいた優子はさらにその力を強くした

    ゲキカラ“うっ・・・・”
    「お前は孤独なんかじゃねぇ・・ゲキカラ!!」
    “・・・・!”
    その言葉と同時に掴んでいた右手を離し、
    動かないはずの左腕を上げ、優子はゲキカラを思いっきり殴った

    優子の左のパンチを受けたゲキカラは、廊下に膝をつき手をついた
    “ゲホッ・・はぁはぁ・・・”

    優子「今日からダチだ、ヨロシクなゲキカラ!あたしは大島優子だ」
    そう言って優子はゲキカラに手を差し伸べた

    ゲキカラ「大島・・優子・・・、優子・・・さん」
    ゲキカラはいつものように笑みを浮かべた
    “キャハハハハ・・”

    ゲキカラ「優子さん・・・おトモダチ、キャハハ」

    優子「もう1人じゃねぇんだ・・・
    死ぬのが怖くないなんて言うなよ、ゲキカラ」

    ゲキカラ「キャハハハハ、ワタシねぇ・・・
    優子さんのためなら、死ぬのなんか怖くないよ」



    117 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 21:19:18.25 ID:iAgHWkUTO
    あの日、2年の階段で繰り広げられた
    大島優子とゲキカラのタイマンを見ていた者がいた
    2年の篠田とトリゴヤ
    そして戸島がいなくなった残りのラッパッパ四天王
    浦野、大堀、川崎だった
    -大島優子とゲキカラのタイマンから数日後-

    篠田「あいつは・・“ホンモノ”だ、
    おそらく四天王の3人もそう思っただろうな」

    トリゴヤ「えーそうかな?まりこの方が強いよ~」

    篠田「・・・当たり前だ、ここまで来て負けてたまるか」

    トリゴヤ「わたしは、まりこにラッパッパの部長になってほしいな~」

    篠田「・・・・トリゴヤ、お前には一番に見せてやるよ、
    テッペンからの景色ってやつを」

    意を決したように篠田は立ち上がり、
    椅子にかけていた真っ白いファーのジャケットに袖を通した

    トリゴヤ「違うよ、一緒に見るんだよ~まりこと2人で、
    だから大島優子はわたしに任せて」

    そう言って背中を向けたトリゴヤの後ろ姿は、
    どこか“何か”に怯えているように見えた

    篠田「おまえ・・・まさか」

    篠田の言葉はトリゴヤに聞こえていただろう・・・
    だがトリゴヤは言葉を返す事なく、そのまま教室を出ていった



    119 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/21(木) 22:07:48.20 ID:gVn4MEHq0
    とりあえずマジすかの1見たくなってきた


    120 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 23:08:59.07 ID:iAgHWkUTO
    「あ~ねみ~なぁ」学校が終わり優子はあくびをして、少しだるそうに帰り道を歩いていた

    「た~だ~い~ま」

    “ん?”
    背後から声がした瞬間、後ろを振り返ると

    片目を隠した赤い髪、両耳に羽の付いたイヤリングをしたマジ女の生徒が立っていた
    「おまえ・・・篠田って奴と一緒にいる奴じゃねぇか」

    トリゴヤ「へぇー、まりこの事知ってたんだ」

    「ああ、ゲキカラと喧嘩してた時見てたろ、あいつ強いだろ?」

    トリゴヤ「ふふっ話が早いね、良かった」
    すかさずトリゴヤは優子の頭を掴んだ
    と同時に顔を上げ、目を閉じた

    “見えた!”

    トリゴヤは目を開き、顔に笑みを浮かべた

    優子「離せ!」

    頭を掴まれた手を振り払った瞬間、トリゴヤが優子の耳に囁いた

    “おとうさーん・・・おかあさーん・・・”

    その時、優子の頭の中に小さい頃の記憶が蘇った


    泣きじゃくる幼い優子を残し、優子のもとを離れる両親の後ろ姿だった・・・



    123 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/21(木) 23:47:10.76 ID:iAgHWkUTO
    トリゴヤ「ふふっ・・ゲキカラの事、気にかけるわけだね」

    優子は下を向いたまま頭を抱えていた

    優子「く、くそ・・・そんな理由じゃねぇ・・」

    足元がおぼつかないまま、優子は殴りかかるが
    トリゴヤは優子の背後に回り、また耳元で囁いた

    “本当のおばあちゃんはどこ~?”

    トリゴヤ「ふふふっ・・・天外孤独なのはあ・な・た」

    優子「て、てめぇ・・・」

    トリゴヤ「もっとあんたの頭の中、見てあ・げ・る」

    そうして優子の頭を、トリゴヤは掴んだ
    ・・が、

    “・・・!”

    トリゴヤは思わず手を自ら離し、後ずさった
    -今まで見た事のない思念だった-



    124 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/22(金) 00:48:21.73 ID:I8r7wLZlO
    ----見知らぬ天井を見つめる優子の姿、

    そして・・・人工呼吸器を付け、真っ白いベッドに横たわる大島優子の姿、

    医者と話す優子の隣には、
    一緒に暮らす“おばあちゃん”が堰を切ったように泣き出していた

    医者の話を聞き、下を向いていた優子だったが
    その止まらない泣き声を聞いて
    大島優子はゆっくりと顔あげながら、髪をかきあげ・・・
    そしていつもの様に笑った----

    トリゴヤ「あんた・・・なんで笑ってられるの?」
    トリゴヤは戸惑いの表情を隠せなかった

    優子「決めたんだよ、“マジ”に生きるってな」

    トリゴヤ「だってあんた・・・」

    優子「あぁ?死んでたまるかよ、
    育ててくれたばぁちゃん1人にするわけにいかねーだろ?
    おもしれーダチもできたしな!」

    しかしトリゴヤには見えていた

    ---死を覚悟した人間の“マジ”が---



    126 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/22(金) 01:41:00.14 ID:I8r7wLZlO
    その“覚悟”を見たトリゴヤは背を向け、優子に言った

    「・・・ラッパッパは、まりことわたしの夢だった、
    けど、やっぱりわたしじゃあんたに勝てない・・」

    優子「ラッパッパか・・・じゃあ、あたしがおまえらを連れてってやる!
    階段・・・上るところ見せてやるよ」

    トリゴヤ「ふふっまだでしょ、まりこに勝ってから言ってね、まりこは強いよ・・
    どっちが勝つかなぁー楽しみっ」

    そう言ってトリゴヤは去っていった


    優子「ラッパッパか、で・・・何人いるんだろ?」



    優子はよく分かっていなかった



    127 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/22(金) 01:43:30.56 ID:NRvvMl7o0
    最後の行ワロウタw


    128 :名無しさん@忍法帖レベル3解除議論中:2012/06/22(金) 01:47:14.97 ID:NRvvMl7o0
    一気に読んでみたけど、面白かったよ
    マジすか学園1の優子バージョンみたいだった
    文字でキャラが見えるから、マジすか好きなんだなぁって伝わってきた
    完走楽しみにしてます


    129 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/22(金) 02:11:32.26 ID:I8r7wLZlO
    篠田「そうか・・・やっぱり大島のところに行ったのか、なんか見えたか?」

    トリゴヤ「ん~、えーとね、ん~忘れちゃった!」

    あの日、自分が見た事をトリゴヤは言えなかった、いや・・言わなかった
    優子の“マジ”に少なからず
    影響されていた自分が分かっていた
    それに、あれを言ったらきっと
    “まりこは全力で大島優子と闘えない”
    そう思ったからだ

    篠田「さて、そろそろ決着付けないとな、2年の最強を・・
    それが終わったら、世代交代さ、ラッパッパはな」

    そして篠田は、大島優子のいる教室へ向かった

    篠田「大島優子!!!」
    教室のドアを開け叫んだ先に優子はいた

    シブヤ「とうとう篠田が来たか・・・」

    大島「ああ、来ると思ってたよ・・なぁ?篠田?」

    そう言って立ち上がり篠田の方を見て、嬉しそうに優子は笑った

    篠田「勝負だ・・大島優子、
    今日の放課後・・・裏の神社に来い
    待ってるぞ」


    優子「ああ、行くさ・・・・必ず」



    134 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/22(金) 08:02:47.22 ID:I8r7wLZlO
    約束の時間が近づいてきた頃、篠田と優子の
    事実上の“2年頂上決戦”の噂を耳にした
    生徒達が教室前の廊下に集まってきていた
    その中には、2年の最強と言われた者達
    -ブラック、トリゴヤ、ゲキカラ、シブヤもいた-

    教室で寝ていた大島優子だが、廊下にいる者達の声で目を覚まし
    「ふぁ~あ・・」と口をあけ、あくびをして席を立ち
    「ん~っん!」と大きく背伸びをした

    優子「よし!行くか!」

    シブヤ「1人で行くつもりなのかあいつ、多分篠田は仲間を連れているぞ」

    トリゴヤ「負けられないんだよ~
    中学の時から喧嘩で負けた事なかったからね~
    あの頃からずっとラッパッパに憧れてたし~
    タイマンしたいと思ってるだろうけどね、まりこ自身は」

    ブラック「どっちが勝っても、ラッパッパが動くだろうな」

    ゲキカラ「キャハハハハ、優子さんの邪魔する奴は殺しちゃうよ~」

    と教室前にいる“群れてるヤンキー達”をぐるりと睨みつけた



    141 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/22(金) 18:56:19.99 ID:I8r7wLZlO
    廊下にいたマジ女の生徒達は、
    そのゲキカラへの恐怖と
    トリゴヤ、シブヤ、ブラックの威圧を感じ、後退りしながら道を開けた

    優子「おっ!なんか静かになったな!あははっ
    じゃあ行くからよ!
    ・・・・

    優子「で、神社ってどこだっけ?」
    優子はとぼけた顔をして笑った

    ブラック“・・・・
    シブヤ「学校の裏の高台にある」

    優子 「サンキュー!」
    そういって優子は校舎を出ていった

    シブヤやトリゴヤが言っていたように、
    篠田は仲間を連れて待ち構えているだろう
    負けられない喧嘩だからこそ
    万全の体制で優子を迎え討つ

    誰もがそう考えていた

    --大島優子以外は-

    “あいつは1人で待ってんじゃねぇかなぁ”
    そう優子は思っていた



    160 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 01:46:05.31 ID:YAAU/EbEO
    優子「あれ?誰もいねぇじゃねぇか、早すぎたかなー」

    約束の場所であるはずの神社には、
    静けさが漂っていた

    優子「あっ!せっかくだから、なんかお願いしていくか」

    ポケットに手を入れ、小銭を探したが

    「あれ~ねーなぁ・・・」

    すると
    “チャリーン”

    賽銭箱から音が聞こえ、
    優子が顔を上げた時、後ろから声が聞こえた

    “貸しといてやるよ”

    隣に並んだ篠田が優子に五円玉を渡した
    篠田「・・・おまえの分だ」

    優子「おおっサンキュ~」

    賽銭箱にその五円玉を投げ、
    優子は手を合わせ、静かに目を閉じた
    そして、隣にいる篠田もまた、同じく目を閉じた・・・

    優子「おまえ、1人で来たんだな」

    篠田「舐めんな、タイマンでおまえに勝たなきゃ、意味ねーんだよ」

    優子「手加減しねーぞ」


    篠田「潰すつもりで来い」

    2人は同時に目を開け、先に攻撃を仕掛けたのは、優子だった



    163 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/23(土) 02:45:32.01 ID:wM+pH3FS0
    >>160
    篠田「潰すつもりで来い」

    ワロウタw


    164 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 02:47:14.87 ID:YAAU/EbEO
    “おりゃああっ!!”
    篠田の顔面に優子の右のパンチが入った

    唇が切れ、血を拭い優子を睨みつけた

    篠田「どうした?そんなもんか、あ?」

    制服の襟を掴み、力ずくで優子を引き寄せた瞬間
    篠田は右の拳を優子の頭上に向かって振り下ろした

    “・・・・!”

    優子は間一髪でのけぞり直撃を避けた
    ・・・が、優子の額には赤く、血が滲み出た

    優子「あぶね~、殺す気かよ、ははっ」

    篠田「あたしはいつだってマジだ、おまえもマジで来い」

    優子「ははっ、だよな!」

    優子は高く飛び上がり、篠田の顔に拳を振り下ろした

    “くっ・・・!”

    まともに優子の拳を喰らったが、着地した瞬間を狙い
    すぐさま篠田の裏拳が優子の顔面に入った、

    “ぺっ・・!”

    優子は口の中を切り、血を吐き出した

    篠田の目を見て優子は嬉しそうに笑った

    優子「やっぱりつえーなお前、思った通りだよ」

    篠田も優子の拳を受け、強い痛みが残っていたが
    顔色を変えなかった

    篠田「来いよ、大島優子」



    166 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/23(土) 02:56:58.88 ID:2rs9BhLV0
    展開色々急だけど、映画化希望


    170 : ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 03:33:48.94 ID:YAAU/EbEO
    優子「行くぞおらぁ!」
    優子が構え、右の拳を振りかざした時、

    どこからか“足音”が一瞬聞こえ、
    優子は拳を止めた

    優子「ん?」

    篠田「なんだ?」

    その足音は、どんどん増えていき、2人の耳にはっきりと聞こえるまでなった

    周りを見渡すと、2人の周囲にはマジ女の制服を着た生徒達が立っていた

    “この2人潰せば有名になれるな”

    “早くやっちまおーぜ”

    20人はいるであろう、その中のマジ女の生徒が言った

    優子「なんだこいつら?」

    篠田「知るか、邪魔しやがって」

    優子「早くタイマンの続きやりてーから、
    コイツらぶっ飛ばすの手伝えよ篠田」

    篠田「ああ・・そうだな」

    そして・・・2人は背中を合わせた

    優子「背中、おめぇに任せたぞ」

    篠田「お前こそ、こんな雑魚相手にくたばるなよ」



    186 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/23(土) 11:37:51.10 ID:lIRSrnN70
    ゼロはアニメでもいいからやってほしいわ


    193 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 14:50:03.25 ID:YAAU/EbEO
    「な、なんなんだよこいつら・・」

    優子と篠田の強さは圧倒的だった
    すでに半分以上を返り討ちにしていた

    篠田「それでもマジ女の生徒か?根性見せろよ」

    “うわぁぁぁ!”

    木刀を持った生徒が篠田に襲いかかるが、
    篠田は木刀を片手で掴み、殴り倒した
    篠田「そうじゃねーだろ?拳で来い」

    優子「ははっどんどんこいやー!」
    優子もまた、楽しそうに次々と相手を倒していった
    優子「おっしゃー!次!!」

    篠田“あいつ、なんであんなに楽しそうに喧嘩するんだ・・・”
    優子の方を見た篠田は、ふとそんな事を思っていた
    その篠田の顔もまた、
    少し笑っているように見えた
    篠田「おらぁ!どーした?もう終わりか?」

    敵はすでに残り2人となっていた
    “これが・・・大島優子と篠田麻里子・・”
    マジ女の生徒は2人とも持っていた鉄パイプを捨て、
    覚悟を決めたように拳で篠田と優子にそれぞれ殴りかかっていった
    “うわぁぁぁ!”

    篠田「それが“マジ”だよ」

    優子「・・・そうだな!」
    篠田は向かってきたきた相手を裏拳で殴り倒し
    優子は長いスカートから繰り出した
    ハイキックで相手を倒した



    195 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 15:28:54.54 ID:YAAU/EbEO
    篠田「終わったか、はぁ・・はぁ・・・」
    少し息を切らせながら篠田は優子の方を振り返った

    両膝に手をつき、前屈みになっていた優子は
    “フゥー”と息を吐き出し
    篠田の方を振り返り、右手で前髪をかきあげた
    優子「さぁ続きやろうぜ?」

    篠田「・・・・ああ」
    息を切らしながら篠田は言った

    優子「ははっ疲れてんじゃねぇのか?今度にするか?」

    篠田「・・バカ言え、半端に終われるかよ」

    優子「そうだな、もう“マジ”になっちまったもんな」

    篠田「ふっ、そういう事だ・・」

    “おらぁぁぁ!!”
    篠田は優子に向かっていった



    196 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 16:00:10.74 ID:YAAU/EbEO
    向かってきた篠田の拳が優子の顔面に入った
    “バシッ!”
    優子は唇の血を拭い、手に付いた血を見て笑った
    優子「ははっ!」
    今度は優子が篠田を殴る、“バシッ!”

    篠田「・・・くっ」
    そしてまた殴り返す篠田・・・

    お互い拳を避けようとせず殴り合いが続いた
    避ける力が残っていなかったのか、
    それとも、お互い“避けなかった”のか
    それは闘っている2人にしかわからなかった

    優子「・・はぁ・・はぁ・・、おもしれーなぁ・・
    “マジ”の奴と喧嘩するのはさ」

    篠田「・・ああ、こんな喧嘩してみたかったんだよ」



    198 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 17:27:58.59 ID:YAAU/EbEO
    優子も息を切らし始め、
    篠田はさらに呼吸をする間隔が短くなっていった
    “はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・“
    足がふらつき始めながらも、
    篠田は優子に向かっていき、優子の肩を掴んだ

    篠田“くっ・・”
    が、その瞬間篠田の腹部に優子が膝蹴りを喰らわせた
    優子“おらぁ!”

    後ずさりし、前屈みになった篠田に追い討ちをかけるように、
    優子は殴りかかりに行った、
    篠田は優子の右の拳を左腕でガードし、優子の体を掴んだ

    “おらぁっ!”裏拳で殴り返す篠田

    “・・うっ!”まともに喰らった優子もまた、
    その力に後ずさりし少しよろめいた

    裏拳が入った口を抑え、顔に笑みを浮かべる優子だった



    200 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 18:54:06.78 ID:YAAU/EbEO
    “あはは!”
    優子は髪をかきあげ、拳を硬く握りしめて
    篠田を殴り返した、“バシッ!!”

    “うっ・・・!”崩れ落ちた篠田は、地面に手につき
    すぐさま優子の方を振り向いた、
    睨みつけたその篠田の右の目の上には
    深く傷がつき、血が滲み出していた・・・

    息を切らし、顔に笑みを浮かべ、
    こっちを見ている小さな優子の姿が
    篠田にはなぜか自分より大きく見えた・・・

    篠田「・・負けだ・・・」
    篠田は仰向けになり、空を見つめた

    優子「おめぇSだろ?こんな喧嘩の仕方する奴は初めてだ」

    倒れた篠田に、優子は手を差し伸べた

    優子「今日からおめぇは、サドだ」

    そう言った優子の笑顔に、サドは応えた

    サドは優子の手をがっしりと掴み、
    優子はサドの手をひっぱった

    ---その2人の姿を綺麗な夕陽が照らしていた---



    201 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/23(土) 19:00:19.21 ID:wM+pH3FS0
    名言
    優子「おめぇSだろ?こんな喧嘩の仕方する奴は初めてだ」


    203 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/23(土) 19:56:16.07 ID:MDqlm/0p0
    完、かと思ったが、
    まだ、ラッパッパのてっぺん盗りストーリーが残っていたな。
    サーモンさん、ガンバ!


    207 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/23(土) 21:11:03.71 ID:YAAU/EbEO
    優子とサドのタイマンから数日後、マジ女では・・・

    シブヤ「2人とも今日も学校に来てないか・・・
    おいトリゴヤ、篠田と電話で話したんだろ?あの日の事詳しく教えろよ」

    トリゴヤ「よくは知らないよ・・ただ、まりこが“わたしの負けだ”って言ってた」

    シブヤ「そうか、大島優子が勝ったか・・」

    トリゴヤ「うん、怪我が治ったら学校に来るんじゃないかな?」

    シブヤ「・・・・ラッパッパへの階段、あいつなら上るだろうな」

    トリゴヤ「あんたも一緒に行くんでしょ?」

    シブヤ「ああ、そのつもりだ・・四天王もまだ残ってる、あいつ1人じゃ無理だ」

    トリゴヤ「副部長の大島麻衣もいるもんね・・
    わたしも一緒に行くよ」

    “副部長はわたしがやる”

    トリゴヤ「まりこ!」
    教室のドアを開け、サドが入ってきた

    サド「あいつは、優子はまだ来てないのか?」

    シブヤ「ああ、・・・けどタイマンにもってくにはまだ足りねー」
    その時、教室のどこからか、声が聞こえてきた

    “熱き血潮の柔肌よ・・・・明日はもうない”



    217 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 02:42:42.16 ID:o9YXv5JIO
    トリゴヤ「この声は・・・ブラック?」

    ブラック「シの宣告ってやつだ、ラッパッパへのな・・・」
    姿を現したブラックは腕を組ながらそう応えた

    シブヤ「これでなんとか闘えるか?」

    サド「優子が倒した四天王の戸島も今は帰ってきてるはずだ、
    わたしが2人やってやる、
    優子と部長の野呂のタイマンにもっていくぞ」

    トリゴヤ「まりこが“誰かのために”喧嘩するなんてね~
    ちょっと嫉妬しちゃうなー」

    サド「あいつとタイマンはったお前らも気づいてるはずだ
    喧嘩がただ強いだけじゃない、あいつは・・・・」

    そうサドが言いかけた時、

    “おっはー!!”

    優子が勢いよく教室に入ってきた



    222 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 08:45:21.97 ID:o9YXv5JIO
    ブラック「“おっはー”って・・・もう昼過ぎてるぞ」

    優子「まぁいいじゃねぇか、細かい事気にすんなよ!」
    優子は笑いながらブラックの肩を叩いた

    優子「おーサド、その傷、残っちまったか・・わりぃ」
    そう言って優子は申し訳なさそうな顔をした

    サド「謝んな、結構気に入ってんだ」
    目の上の傷に触れながら、サドは少し微笑んだかのように見えた


    シブヤ「サドってなんだ?」

    優子「ああ、サドって呼ぶ事にしたんだ、なんかカッコイイだろ?」

    トリゴヤ「サドか~いいね、まりこにピッタリだよー私もサドって呼ぼう~!」

    サド「・・・好きにしろ」

    教室の隅で話しを聞いていたブラックがそっと呟いた
    ブラック「・・・サド・・・・」

    その姿を見て優子は、はにかんだ笑顔を魅せた

    そして持っていた潰れたカバンを机に置き、
    “ん~!”と背を伸ばし、ゆっくりと首を回した

    優子「さ~て、行くかな、テッペン取りに」



    224 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 10:27:14.95 ID:o9YXv5JIO
    “・・・!!”
    教室にいた者達が一斉に驚いた顔で優子の方を見た

    シブヤ「行くって・・・今からか?」

    優子「ああ、早い方がいいだろ、怪我治ったし」

    トリゴヤ「ちょっと、冗談でしょ?学校来たばっかりじゃん」

    優子「マジだよ」

    サド「あはは、そうでなくっちゃな、一緒に連れてけ
    お前は部長の野呂とタイマンだ、他は任せろ」

    トリゴヤ「わたしもね、約束でしょ?」

    ブラック「時は来た・・・」
    首に下げた十字架を握りしめたブラック

    シブヤ「木っ端はわたしが倒してやるよ」
    グローブを付けて席を立つシブヤ

    優子「おまえらも来てくれんのか、なんかワクワクすんなこういうの」

    その時どこからか笑い声が聞こえてきた・・・

    “キャハハハハ”
    教室のドアに手をかけて立っているその声の主は・・・

    サド「ゲキカラか・・お前も行くのか?」

    ゲキカラ「あははっ、勘違いしないでね~わたしは優子さんに付いていくんだよ」
    不適な笑みを浮かべながら首を回すゲキカラ

    優子「・・・“マジ”に生きてるって感じがしてきたよ」
    そして優子は髪をかきあげた

    優子「よしっ行くか!!」



    236 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 16:59:00.00 ID:o9YXv5JIO
    ラッパッパの部室へと続く階段に向けて、優子達は歩き出した

    優子を先頭に、サド、シブヤ、ブラック、ゲキカラ、トリゴヤが後に続いた

    2年の強者達が歩くその姿に、
    廊下にいたマジ女の生徒達は気圧され、
    次々と道を開けた

    ---大島優子、動く---

    その話はすぐにマジ女中に広まった
    もちろん“階段の上にいる者達”にも

    大島麻衣「やっぱりきたね、どうする部長?」

    野呂「受けてたつに決まってんだろ、それがマジ女だ」

    大島麻衣「あいつとタイマンだね、じゃあ部長はここで・・・
    私達は迎えにいくよ」

    野呂「教えてやろうぜ、世代交代はまだはえーってな」

    大島麻衣「はい・・・行くぞ!浦野、大堀、川崎、戸島!」

    四天王“はい”



    240 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 18:29:34.18 ID:o9YXv5JIO
    優子「この階段の上にマジ女で一番つえー奴がいるんだな・・・」

    階段の前に立った優子達は上を見上げた

    サド「ああ」
    サドは着ていた真っ白いファーのジャケットを脱ぎ、
    そのジャケットをしばらく見つめた
    サド「副部長の大島麻衣は私にやらせてくれ」

    シブヤ「いよいよだな、正直ちょっとこえーよ」

    ブラック「ああ・・」

    トリゴヤ「どうしよ~」

    ゲキカラ「キャハハハッアハハハ」

    優子「ははっ大丈夫だって!ぜってー勝つさ!」
    そう言って優子は無邪気に笑った

    “・・・!”

    その時、階段の上からついにラッパッパが姿を現した
    そしてその姿は、それぞれ“ラッパッパの証”を身に纏っていた
    黒のファージャケットを着た大島麻衣、
    薄いピンク、ダークグリーン、赤、そして黒、
    それぞれ別色のスカジャンを着た四天王だった



    241 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 18:34:03.03 ID:o9YXv5JIO
    大島麻衣「迎えにきたよ大島優子、奥で部長が待っている・・・」

    優子「ああ、階段・・・上らせてもらうぜ」
    優子は階段を勢いよくかけあがり、
    途中、後ろを振り返った
    優子「ちょっとぶっ飛ばしてくるからよ!お前らここ頼んだぞ!」
    そして優子は奥へと消えていった

    サド「負けんなよ・・」
    そうサドが呟いた時、副部長の大島麻衣がゆっくりとサド達の所へ降りてきた

    大島麻衣「久しぶりだね、篠田・・知ってたよ、あんたがそのファーのジャケット着てた事」

    サド「あんたのその強さ・・憧れてたよ、一年の時負けて以来、あんたみたいになりたくてずっと着てたんだよ
    色は替えさせてもらったけどな」

    大島麻衣「ふふっ嬉しいね、今は・・サドだったかな?
    サド、あんたはわたしとタイマンだ」

    サド「あの頃とは違うぞ」
    持っていたファージャケットを投げ、大島麻衣を睨みつけた

    そして、その様子を見ていた四天王達も動きだし、階段を下り始めた



    244 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 19:10:23.21 ID:o9YXv5JIO
    “お前達はわたしら四天王が相手だ”

    シブヤ「戸島ぁ、てめぇはわたしが相手だ」

    戸島「タイマンなら勝てる気か?やってみろよ、こっちに来い」
    薄いピンクのスカジャンを着た戸島の後をシブヤは付いていった
    浦野「戸島とシブヤか・・わたしは誰にしようかな」

    ブラック「その黒のスカジャン・・・頂こう」

    浦野「ん?柏木か・・生意気だね、礼儀ってもん教えてやるよ」
    そして浦野とブラックも教室の方へ消えていった

    大堀「ゲキカラとトリゴヤだね、あんたのが強そうだねゲキカラ
    そのクレイジーな所見せてよ、ふふっ」

    ゲキカラ「キャハハハ・・・見せる前に終わちゃうんじゃないかな~」
    首を回し、ダークグリーンのスカジャンを着た大堀の後へと付いていった

    川崎「ちぇっ、一番弱そうな奴が残ったなぁ、ハズレかよ」

    トリゴヤ「ハズレか~、あんたはジョーカーひいたんだよ
    まぁ赤好きだし~ちょうどいいかな?」


    それぞれがそれぞれの場所で、
    ラッパッパの椅子をかけてタイマンが始まった・・・



    248 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/24(日) 22:50:26.14 ID:o9YXv5JIO
    優子「さぁて派手にいこうかな」
    ラッパッパの部室の前にたった優子は勢いよくドアを蹴破った
    “おらぁぁっ!”
    ドアが開いたその奥には、金色の椅子に座るラッパッパ部長、野呂佳代が座っていた

    野呂「ようこそ、ラッパッパへ・・私が部長の野呂佳代だ」

    優子「お前がこの学校のテッペンか、」

    野呂「まぁそういう事になるかな、どうだ?マジ女は」

    優子「最高だ、つえー奴もたくさんいるしな、ダチもできたし」

    野呂「そう、だからこの学校は強いんだ、上を目指す奴らが集まり、“マジ”でぶつかる
    そんなヤツらがダチになったら無敵だろ」

    大島「ははっ確かにそうだな」

    野呂「このマジ女は最強で在り続けなきゃならねーんだ
    せっかくここに来てもらったのに悪いが、
    お前を“マジ”で潰させてもらうぞ
    ここからの景色・・まだあいつらと見ていたいしな」

    優子「もうとっくにマジだよ、こっちも負けるわけには行かねーんだ
    約束したからよ」

    野呂「ふっ・・こっちだ」
    野呂は立ち上がりさらに奥の部屋へと続くドアを開けた
    その部屋は暗く、マジ女の校旗が飾ってあった

    野呂「さて始めようか、来いよ大島優子」

    優子「行くぞおらぁぁっ!」



    250 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/25(月) 00:38:55.08 ID:ityvrXfQO
    優子の右の拳と、野呂の拳がクロスしたその時
    野呂は優子の拳をギリギリで交わしていた
    “うっ・・!”
    野呂の重い拳が優子の顔面にヒットした
    ふっ飛ばされた優子の小さな体は壁にぶつかり
    “ガシャーン”という音とともに置いてあった楽器が地に落ちた

    優子「いってぇ~」
    そう言って鼻を押さえた優子は、制服に付いた埃を払い髪をかきあげた

    優子「ラッパッパの部長か・・ははっ!」
    優子はいつもように嬉しそうに笑い、
    野呂佳代に向かっていった・・・

    ---そして、ラッパッパ四天王、そして副部長と戦っているサド達は---

    シブヤ「う・・・っ!」
    戸島のパンチがシブヤの腹にきまった
    その戸島もまた、シブヤからのダメージを受け足元は揺らいでいた

    戸島「いい加減くたばれこのヤロウ・・・」
    シブヤ「てめぇ・・強いくせになんであの時タイマンしなかった?・・」

    戸島「ラッパッパはな、他の学校からも・・・下のヤツらからも常に狙われる存在だ
    誰かが汚れ役やらなきゃならねーんだよ
    上に立ち続けるにはな」

    シブヤ「ちっそういう事かよ・・」
    シブヤはグローブを外し、指に付けていたネイルを取った

    戸島「おまえ・・?今までそんなもん付けてたのかよ、舐めやがって
    ボクシングかじってたくらいで調子にのるなよ!」

    シブヤ「舐めてねーよ、その汚れ役変わってやるって言ってんだよ・・・それに、」
    シブヤが拳を固く握りしめ、戸島に殴りかかった
    戸島はシブヤの拳を避けたが、

    “うぅ・・・!”

    その瞬間、シブヤのハイキックが戸島の頭を直撃した

    シブヤ「ボクシングじゃねー、蹴りの方が得意なんだよ」

    倒れる四天王、戸島花・・・
    シブヤ「そのスカジャンもらってくぜ?
    ラッパッパはこれからあたしが守る」
    薄いピンクのスカジャンを着て、シブヤはその茶色い髪をなびかせた



    251 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/25(月) 00:53:03.91 ID:oLGlodnV0
    渋いぜシブヤ


    253 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/25(月) 01:43:00.89 ID:ityvrXfQO
    そして、同じ頃・・

    ゲキカラ「キャハハハハ」
    爪を噛み、椅子を引きずりながら大堀に歩み寄るゲキカラ

    大堀「こ、こいつなんてバケモノなの・・・」

    ゲキカラ「バケモノ?まだ全力じゃないよ~ラッパッパもたいした事ないんだね~」

    大堀「ラッパッパの名前・・・気安く口にするな!」
    大堀は立ち上がり、ゲキカラに殴りかかるが
    ゲキカラは持っていた椅子を大堀に投げつけた
    “くっ・・!”少し体制を崩したが、すぐに立て直した
    大堀の右ストレートがゲキカラの顔に当たった
    “バシッ!”ゲキカラの左のまぶたが血に染まった
    流れ落ちる血に左目が見えなくなっていくゲキカラ、

    ゲキカラ「あははっふふふっ」
    不適に笑いながら目をぱちぱちとするゲキカラの姿に
    大堀は恐怖を感じた

    大堀「く、狂ってる・・・」

    ゲキカラ「そうだね~今はゲキカラかなぁ~怒ってないよ、怒ってない・・・キャハハ」

    ゲキカラはゆらりと大堀に歩み寄った
    ゲキカラ「これな~んだ?」
    落ちていた鉛筆を拾って“バキッ”と2つに折り、大堀に見せた

    大堀「や、やめろ!」
    大堀は何度もゲキカラを殴るが、ゲキカラはどんどん近づいてきた

    “きゃあぁぁ!!”
    その瞬間教室に大堀の悲鳴が響きわたった


    ゲキカラ「あっ、ズレちゃった」

    左目が見えなくなっていたおかげで、
    鼻に鉛筆は刺さっていなく、鼻に傷が付いたくらいだった
    しかし大堀はすでに恐怖からか失神していた

    ゲキカラ「まぁいっか~優子さん喜んでくれるかな~」

    ゲキカラはふと思いついたように
    大堀のダークグリーンのスカジャンを剥ぎ取った

    ゲキカラ「龍か~優子さんに見せてあげよ~きゃはは」

    ---四天王大堀恵、ゲキカラに敗れる---



    254 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/25(月) 02:57:35.00 ID:K8rVpAyo0
    ゲキカラが大堀を殺すんじゃないかと思いヒヤヒヤした


    255 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/25(月) 03:11:53.94 ID:XBPypMjp0
    手元が狂って目に刺したのかと思った


    272 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/25(月) 22:47:23.83 ID:ityvrXfQO
    そして・・トリゴヤと四天王川崎希は・・・

    川崎「なんだ~やっぱりハズレじゃん、
    なんであんたが大島優子達と一緒にいるんだか」
    地面に膝をついているトリゴヤを、川崎は思いっきり蹴りとばした
    “きゃぁっ!”
    トリゴヤは地面に手をつき、こぼれ落ちる自分の血を見ていた
    トリゴヤ「お願い・・・見えて!見えて・・見えて見えて」

    川崎「何ぶつぶつ言ってんだよ!」
    川崎がトリゴヤの背中を蹴るが、
    それでもトリゴヤは地面に滴り落ちる自分の血を見ていた

    川崎「ダメだ、こいつ戦意喪失かよ
    部長のタイマン邪魔しちゃぶっころされるから
    他のヤツらでも助けに行くか~」

    トリゴヤ“・・・サドのタイマンの邪魔はさせない!”
    その時
    “ザザッ”
    トリゴヤの中で何かが変わった
    姿こそ変わらなかったがそれはまったく別の“ナニカ”だった
    スッと立ち上がったトリゴヤ
    川崎「ん?」

    トリゴヤ「どうしてヤンキーになったの?・・・」
    トリゴヤが川崎の耳元でそっと囁いた
    川崎“て、てめぇ・・!”
    そう言ってトリゴヤからすぐに離れた

    トリゴヤ「ふふっ居場所がほしいよ~」

    川崎「な、なんの事だ!」

    トリゴヤ「あんたにも見せてあげる」
    トリゴヤは川崎の頭を掴み、まるで何かを伝えるかの様に自分の額を当てた



    274 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/25(月) 23:06:32.61 ID:ityvrXfQO
    川崎「うぅ・・・!!」
    そのビジョンとは
    ---裕福な家庭に生まれ、お嬢様として育ちながらも、
    両親の期待を裏切りヤンキーとしての道を選んだ
    川崎希とその両親の苦しみの声だった
    子供の頃、家では“いい子”を演じていた川崎は、
    学校では教室の隅にいるような目立たない子どもだった・・・
    その姿は、イジメの標的となった---

    川崎「や、やめろ!!」
    ---映像が川崎の頭の中に流れ込んでくる---

    そこから抜け出すには、自分の力だけを信じるしかなかった
    それ以外なにも、両親さえも・・・憎しみの目で川崎は見るようになった
    ヤンキーになり、荒れる事で自分を守るしかなかった

    川崎「うわぁぁぁ!」
    トリゴヤは掴んでいた川崎の頭を離し、見せていたビジョンは止まった

    川崎は頭を抱えその場にしゃがみこんだ・・

    トリゴヤ「憎しみだけで四天王になったあんたは凄いよ、
    けど過去は過去、この学校に来てあんたは変わったみたいだね」

    川崎「・・・・・ごめん・・お父さん、お母さん・・・うぅ」
    四天王川崎希の目から涙が零れ落ちた
    戦意喪失した川崎は、赤いスカジャンをトリゴヤに渡した
    川崎「もうわたしには“それ”を着る資格がねぇ、負けだ・・・」

    トリゴヤ「だから言ったでしょ?ジョーカーひいた時点であんたの負けなんだよ」



    275 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/25(月) 23:15:24.05 ID:noDYHQE20
    にゃんにゃんww


    279 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/26(火) 01:16:41.81 ID:rNnX2959O
    シブヤ、ゲキカラ、トリゴヤが四天王を倒した頃

    ブラックは四天王浦野に苦戦を強いられた

    ブラック「くっ・・・どうしてだ?はぁはぁ・・・」
    攻撃はあまり受けていなかったが、
    自分よりダメージを受けているはずの
    浦野の“余裕”にブラックは焦りを隠せなかった

    浦野「確かにお前は強い、けどお前には足りないものがある」

    ブラック「足りないもの?」

    浦野「ああ、ただ強い程度くらいの敵なら今まで簡単に倒せただろうお前なら、
    その素早さは普通の奴なら見ただけでビビるはずだからな」
    “だが・・・”
    浦野はブラックの位置を捉えた、“バシッ”
    浦野の拳が深くブラックの腹部に命中した
    “ぐっ・・!うぅ・・・”命中した腹を押さえ苦しむブラック

    浦野「“マジ”で強い奴には、そんな芸当どうって事ないんだよ
    “足りないもの”この喧嘩で見つけてみろ」

    ブラック“確かに、大島優子にわたしは勝てなかった・・・優子はなんであんなに強いんだ”

    浦野「何か思いついたか?差を埋めるには・・・マジの喧嘩が一番なんだよ!
    来い、柏木!」
    まるで浦野はブラックを、成長させているかのように見えた

    ブラックは首に下げたロザリオを握りしめ再び立ち上がった
    ブラック「くそっ・・・」



    282 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/26(火) 02:06:46.30 ID:rNnX2959O
    再び素早い動きで、浦野の背後に回り、攻撃を加えるが
    浦野はそれを避けようともせず、殴りかかった
    “おらぁ!”
    間一髪、ブラックは浦野の攻撃を避けた

    ブラック“これじゃ・・・倒せない”
    ブラックは考えていた・・・自分に足りないものを

    ブラック“優子にあってわたしにないもの、・・・そういえば最初のタイマンの時笑ってたっけ”
    動きが止まっていたブラックに浦野の拳が容赦なく入った
    “・・・っ!”飛ばされ倒れるブラック

    浦野「見込み違いか?本当にとどめをさすぞ」

    ブラックは優子とのタイマンを思い出していた・・・
    ブラック“笑いながらマジで喧嘩する奴がいるなんてな”
    ブラック“・・・!”

    ブラック「ははっ」
    ブラックは倒れたまま上を見上げ、ふと笑った、そう・・大島優子のように

    浦野「・・・」

    ブラック「恐れも そして苦しみも天空高く舞いさった・・・」
    ゆっくりと立ち上がるブラック
    そしていつもの様に、その浦野の目の前から消えた

    浦野「またか・・残念だよ、終わりだ!」
    その瞬間ブラックが目の前に現れた
    ブラック「おらぁぁぁぁ!!」
    その固く握られた拳が、浦野の拳より一瞬早く浦野の、みぞおちに命中した

    浦野「うぅ・・・!」
    膝から崩れ、倒れ込む浦野

    浦野「くっ・・・嬉しいぜ、柏木、お前が“マジ”で向かってきてくれてよ」

    ブラック「あんたのおかげだよ、浦野さん」

    浦野「これは今日からお前のもんだ、ブラック」
    そして四天王、浦野一美は着ていた黒いスカジャンを
    自らブラックに渡した



    286 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/26(火) 10:14:51.72 ID:9819ZXsP0
    ゼロ作るにしても、のぞふぃすだけは出演する可能性はない件


    292 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/26(火) 20:53:11.21 ID:rNnX2959O
    ラッパッパ副部長---大島麻衣---
    かつて階段に上がる資格をかけて
    唯一、現ラッパッパ部長の野呂をひざまずかせた生徒
    黒のファージャケットにロンスカ、黒のヒール、両耳に黒いピアスを身につけ
    廊下を歩く大島麻衣の姿はマジ女の中でも憧れた生徒は多かった
    何よりその綺麗な外見からは想像もつかないほど喧嘩が強かった
    中学で負け知らずだった篠田は
    1年の時に、大島麻衣にタイマンを挑み、負けた・・・圧倒的に
    そしてその大島麻衣の圧倒的な強さに、篠田は憧れた
    ---そして今、もう一度戦いを挑んだ篠田、今度は“サド”として---

    サド「はぁ・・・はぁ・・」

    大島麻衣「くっ・・うっ・・篠田、ずいぶん強くなったじゃない」
    2人とも傷だらけで血を流し、力は拮抗していた

    サド「あんたは、わたしが超えなきゃならねー壁なんだよ
    あんた倒さなきゃ前に進めねぇ・・・それに」
    “バシッ”という音が廊下に響きわたる
    サドのパンチが顔面に当たったが、微動だにせず、すぐサドを睨めつける

    サド「今はダチと一緒に“サド”として来てんだよ」

    大島麻衣「ふふっまったく・・・追われる者は辛いね、ホント」

    サド「どうだい?狩られる気分は・・・・」




    302 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/27(水) 00:29:28.58 ID:VY/PRW+QO
    大島麻衣「・・・最高だね、」
    大島麻衣が裏拳で殴り返す
    “うっ!”そしてすぐサドが殴り返す
    “くっ・・・!”その攻防を繰り返す
    それでも2人とも倒れなかった

    大島麻衣「はぁ・・はぁ・・・世代交代か・・・もうその時なのかもな」

    サド「あぁ?そういうセリフは倒れてから言ってくれよ
    最後までかっこつけろよ」

    大島麻衣「ふふっだよね・・・おらぁぁぁぁ!」
    サドは大島麻衣の最後の攻撃を避けずに、しっかりと目を見たまま攻撃を受けた
    “・・・っ!”
    その攻撃に耐えたサドは・・・
    サド「沈め、このやろう!」
    サドの拳が大島麻衣の顎を捉え
    大島麻衣はそのまま後ろに倒れ階段から転げ落ちた
    大島麻衣“ぅう・・・くそっ”
    倒れたまま上にいるサドを見上げる大島麻衣
    その大島麻衣を上から見る篠田麻里子

    サド「逆になったな・・・・気持ちいいぜ、
    今日からあたしがラッパッパ副部長だ」
    そしてサドは地面に置いてあった白のファージャケットに袖を通した

    サド「ん?血が付いちまったか、白で良かったぜ
    血が目立つからな、あんたの」

    そしてラッパッパ副部長、大島麻衣を倒したサドのもとに
    それぞれスカジャンを手にした、傷だらけの仲間達が戻ってきた



    303 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/27(水) 00:35:44.33 ID:VY/PRW+QO
    ラッパッパの部室から激しい殴り合いの音が聞こえてくる

    サド「優子・・・」

    “ガタッ!!”大きな音が聞こえて
    思わず2人が闘う部屋へのドアを開ける
    “ガチャッ”

    “優子!!”

    優子「お、おーお前らおかえり・・ははっ」
    壁にもたれ、血を流し倒れている優子
    そしてまた、ふらふらになりながら
    顔から血を流し苦しそうに立つ野呂

    シブヤ「て、てめぇ・・」
    思わず2人の間にわって入り優子を助けようとするシブヤ

    優子「邪魔・・・すんなよ、今すっげーいいとこなんだからさ」
    そう言いながらゆっくりと立ち上がる優子

    野呂「はぁ・・はぁ・・あいつら負けたのか・・」

    優子「漫画とかでよくあるよな、こーゆう場面・・負けらんねーなぁ・・・」
    血が付き、痛そうな拳、その手で大島優子は髪をかきあげた

    サド達が息を飲んだその時
    優子「うぉりゃあぁぁぁぁ!!」
    走り出し、高く飛びあがった
    野呂の頭にめがけて蹴りを入れる
    野呂「くっ!」
    それをガードした野呂の拳が優子の顔面を狙った
    “・・・っ!”

    優子は両腕で野呂の拳をガードした、そして・・・
    優子「あいつらとテッペンとるんだよ!」

    その瞬間、優子の全力の拳が野呂に直撃した
    野呂“うっ・・・!”

    苦しそうに胸を押さえ、野呂はその場に倒れた

    野呂「・・・負けだ、今日からおまえがラッパッパの部長だ・・・」
    優子「はぁ・・はぁ・・・勝ったぜ、おまえら」

    “優子!”
    サド達は、力尽き仰向けに倒れた優子に駆け寄った

    野呂「・・・おい2年、そいつはもう、部長だ・・・今日から“優子さん”だろ?」
    野呂は苦しそうに、ところどころ言葉を止めながら言った
    サド達は野呂の方を見て静かに頷いた




    304 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/27(水) 00:45:23.95 ID:VY/PRW+QO
    サド「優子さん・・・マジ女のテッペンとりましたね、」

    トリゴヤ「私達も頑張ったんだよ~」

    ブラック「優子さん・・・優子さんのおかげで私達も勝ったよ」

    ゲキカラ「見て~このスカジャン凄いでしょ?きゃははっ」

    シブヤ「明日から楽しみだぜ・・・優子さん」

    優子は“ダチ”の声に耳を傾けながら嬉しそうに笑っていた
    そして・・・額に手を当て
    優子はなぜか、少し涙を隠しているかのように見えた
    優子「・・・ホントにわりぃな・・おまえら・・・」

    “・・・?”

    優子「ちょっとあの金色の椅子まで連れてってくれ・・・」
    サドの肩を借りて、椅子のある部室まで来た優子

    ラッパッパの部室から外を見つめる優子・・・
    そして同じようにサド達もその景色を見つめた

    そして優子は静かに話し始めた
    優子「ホントにすまねぇ・・・明日からもう学校には来れねぇんだ・・・・」

    “・・・!!!”



    305 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/27(水) 00:56:18.40 ID:VY/PRW+QO
    驚きの顔を隠せないサド達
    サド「ど・・どーして?なんでだよ!」
    サドは戸惑った

    優子「病気・・でな、入院しなくちゃならなくなっちまった・・・もう、ホントは喧嘩できない体なんだとさ、笑っちまうよな・・・ははっ」

    その優子の告白を聞き、全てを知っていたトリゴヤは号泣し
    そしてまた、他の者も目に涙を浮かべた

    “そ、そんな・・・”

    優子「今日のこっからの景色、ぜってぇー忘れねぇ」

    ゲキカラ「優子さん!優子さんのいない学校なんて嫌だよっ!」

    シブヤ「ゲキカラ・・・優子さんをあんまり困らせんじゃねーよ」
    そう言ったシブヤの目から涙が零れた

    ブラック「なんでよりによって優子さんが・・・」

    トリゴヤ「優子さん・・・絶対帰ってきてね」

    優子「ああ、帰ってくるさ、サド・・・ラッパッパ、任せたぞ」

    サド「はい・・・必ず」サドは泣きながら優子に応えた



    307 :サーモン ◆mEsg6ywAvw :2012/06/27(水) 00:58:23.29 ID:VY/PRW+QO
    優子「あっ・・・ちょっと紙とペン貸してくれよ」
    優子は紙に何か書き出した


    『部長専用』


    そう書かれた紙を優子は椅子に貼った

    優子「あっはは、なんてな」

    サド「優子さん・・・わたしにもペン貸してください」

    優子「え?ああ」

    そしてサドも何かを書いていた
    サド「抜けてますよ」

    優子「あははっ“部長様”ってなんだよ」

    そして四天王達もそれぞれペンを持ち、それぞれ書き始めた

    優子「ははっ書いた奴誰だよ、ハートマークなんてガラじゃねぇぞ」

    そう言って優子は照れくさそうに笑った

    その紙をしばらく見ていた優子は、真面目な顔でこう言った

    優子「マジ女を頼んだぞ、
    マジ女はいつだって・・・“マジ”だ」


    “おまえら、マジに生きろよ”


    ---その一年後、また別の転校生がこの学校を変える事になる---






    308 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/27(水) 00:59:00.11 ID:DN+LnxDR0
    パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


    312 :名無しさん@実況は禁止です:2012/06/27(水) 01:08:03.94 ID:z1GDaxG30
    乙!!
    めっちゃ面白かった!


    引用元:マジすか学園 Zero

    スポンサードリンク
    リツイートランキング(最近40記事)